毎日仕事や家事に追われていると、夕食の準備が負担に感じる日もありますよね。
一人なら簡単に済ませられても、2人暮らしでは相手の分まで献立や栄養バランスを考えなければなりません。
そこで便利なのが、調理済みのおかずや弁当を自宅まで届けてくれる宅食サービスです。
ただし、2人分を注文するときは、「料金が単純に2倍になるのでは?」「まとめて届いても冷凍庫に入る?」「2人の食べる量や好みが違っても使える?」といった疑問が出てきます。
宅食を2人で利用するときは、1食の安さだけでなく、送料を含めた総額、注文食数、容器サイズ、メニューの選びやすさを確認することが大切です。
この記事では、夫婦やカップル、親子などの2人暮らしを対象に、宅食の料金目安、冷凍庫対策、量の調整方法、おすすめサービスを分かりやすく解説します。
毎日すべてを宅食に置き換える必要はありません。
まずは忙しい日の夕食だけ取り入れて、2人の生活に合う使い方を見つけていきましょう。
記事のポイント
- 宅食を2人分頼んだ場合の料金と月額目安
- 10食・14食・20食セットの選び方
- 食べる量や好みが違う2人の調整方法
- 2人暮らしに使いやすい宅食サービス3選
失敗しない宅食を2人分選ぶポイント
宅食を2人で使う場合は、1人利用とは違う視点が必要です。
1食あたりの価格だけで決めると、送料が想定以上にかかったり、大量の弁当が冷凍庫に入らなかったりする可能性があります。
また、夫婦やカップルでも、食べる量や味の好みが同じとは限りません。
まずは、2人利用で確認したい料金、注文数、保存場所、ボリュームを順番に見ていきましょう。
2人暮らしの食費平均と料金の目安
宅食を検討するときに、最初に気になるのは料金ですよね。
総務省統計局の家計調査における「二人以上世帯」の食料支出は、実際の2人暮らしより世帯人数が多い家庭も含まれています。
そのため、掲載されている平均額を、そのまま2人暮らしの食費として考えるのは適切ではありません。
外食の頻度、年齢、住んでいる地域、昼食を自宅で食べるかどうかによっても、2人の食費は大きく変わります。
宅食を2人で使う場合は、「1食いくらか」よりも、週に何回使ったら月いくらになるかを計算すると分かりやすいです。
2人利用の月額シミュレーション
送料を含めた実質価格を1人1食700円と仮定すると、2人分の夕食は1回1,400円です。
週2回なら月8回で約11,200円、週3回なら月12回で約16,800円、平日5回なら月20回で約28,000円が目安になります。

実際の金額はサービス、注文食数、配送地域、割引によって異なります。
毎日宅食にすると支出は大きくなりますが、週2〜3回なら取り入れやすい家庭も多いのではないでしょうか。
宅食を使うことで、食材の買い過ぎや急な外食が減れば、食費全体が大きく増えない場合もあります。
ただし、「時間を節約できるから必ず自炊より安い」とは限りません。
自炊費、外食費、食材廃棄、宅食代を1か月単位で比較し、2人の家計に合う頻度を決めることが大切です。
コスパ重視で安いサービスを探す方法
2人分の宅食を安く利用するポイントは、送料と注文食数のバランスです。
冷凍宅配弁当では、商品代とは別に冷凍便の送料がかかるサービスが多くあります。
仮に送料が1回1,000円の場合、6食注文では1食あたり約167円、10食なら約100円、20食なら約50円の送料負担になります。
2人暮らしは、一人暮らしよりも弁当を早く消費できるため、まとめ買いとの相性が良いです。
2人で夕食に使う場合、10食セットは5日分、14食セットは7日分、20食セットは10日分に相当します。
2人暮らしが安く利用するコツ
- 10食以上を選ぶ:2人なら10食でも夕食5回分なので、無理なく消費しやすい量です。
- 送料込みで比較する:本体価格が安くても、送料を加えると別サービスより高くなる場合があります。
- 定期割引だけで決めない:休止や解約の条件、次回変更の締切日も確認しましょう。
- 毎日使わない:外食しそうな日や忙しい日だけ使うと、食費と時短のバランスを取りやすくなります。

大容量プランは送料を1食あたりに分散しやすい反面、冷凍庫のスペースが必要です。
割引を受けるために必要以上の食数を注文すると、冷凍庫を圧迫したり、食べ切れなかったりします。
最安値よりも、2人が無理なく消費できる食数を優先しましょう。
冷凍庫に入らない事態を防ぐ収納術
2人分の冷凍宅配弁当を注文するとき、最も注意したいのが冷凍庫の容量です。
2人で平日5日分を用意するだけでも10食必要です。
送料を抑えるために20食をまとめて注文すると、通常の冷凍室ではかなりの場所を使います。
注文前に、冷凍庫の横幅、奥行き、高さを測り、サービス公式サイトに掲載されている容器サイズと比較してください。
2人分を収納する3つの方法
- 立てて収納する:縦置きできる容器なら、本棚のように並べると取り出しやすくなります。
- 最初は少ない食数を選ぶ:初回から20食を頼まず、6〜10食で必要な容量を確認します。
- 配送前に冷凍庫を整理する:保冷剤、古い冷凍食品、使っていない作り置きを見直しておきます。

容器の厚さが薄く表示されていても、料理の盛り上がりや外袋を含めると、表記より場所を取る場合があります。
容器サイズを基準にぴったり計算するのではなく、少し余裕を持ってスペースを確保しましょう。
冷凍庫の容量が足りない場合は、冷凍弁当専用の小型冷凍庫を購入・レンタルする方法もあります。
詳しい選び方は、宅配弁当向けの冷凍庫対策をまとめた記事も参考にしてください。
旦那の量が足りない時の対策と選び方
2人暮らしでよくあるのが、一方にはちょうど良くても、もう一方には量が足りない問題です。
冷凍宅配弁当の多くは、おかずのみで提供されています。
量やカロリーも、一般的な外食の定食より控えめな商品があります。
特に、食べる量の多い男性や活動量の多い方は、弁当だけでは物足りないことがあります。
だからといって、2人とも大容量の商品を選ぶ必要はありません。
宅食はおかずとして利用し、主食や汁物で個別に調整する方が簡単です。

量の違いを調整する方法
- ご飯の量を変える:少量・普通・大盛りに分ければ、同じおかずでも満足感を調整できます。
- 汁物を追加する:即席の味噌汁やスープでも、温かい一品があると満足しやすくなります。
- 調理不要の副菜を用意する:納豆、冷奴、卵、キムチ、冷凍野菜などが便利です。
- 食数を分けて選ぶ:量が少ない人は軽めのメニュー、よく食べる人はボリュームメニューを選びます。
2人の食べる量が違う場合は、それぞれ別のメニューを選べるサービスの方が調整しやすいです。
ワタミの宅食ダイレクトなら、主菜と副菜2品の「いつでも三菜」と、副菜数が多い「いつでも五菜」を、食べる量に応じて検討できます。
ご飯付きではないため、主食の量を各自で変えられるのも2人暮らしには便利です。
ヨシケイやコープなどタイプ別の比較
宅食という言葉には、電子レンジで温める冷凍弁当だけでなく、ミールキットや食材宅配も含まれます。
2人とも帰宅が遅く、平日は調理をしたくないなら、冷凍弁当が使いやすいです。
一方で、少し調理してもよいから出来たてを食べたい場合は、2人用のミールキットが合います。
| タイプ | 主なサービス | 2人暮らしのメリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 冷凍弁当 | ワタミの宅食ダイレクト Mealsなど | 各自が好きな時間に食べやすい 調理と洗い物を減らせる | 冷凍庫の空きが必要 送料がかかる場合がある |
| ミールキット | ヨシケイなど | 2人分の食材が届く 出来たてを食べられる | 簡単な調理と片付けは必要 |
| 食材宅配 | コープなど | 食品と日用品をまとめて頼める 買い物回数を減らせる | 献立作りや調理は残る |
「料理はしたくない」のか、「買い物と献立だけ減らしたい」のかを2人で話してみてください。
調理を完全に減らしたいなら冷凍弁当、出来たてと安さを両立したいならミールキットが候補になります。

コープの宅配弁当や配送サービスについては、地域差もあるため、以下の記事も参考にしてください。
宅食の2人分でおすすめのサービス3選
ここからは、2人暮らしで使いやすい宅食サービスを3つ紹介します。
選定では、2人分をまとめて頼みやすいか、好みや量の違いに対応しやすいか、冷凍庫に収納しやすいかを重視しました。
どのサービスにも向き・不向きがあります。
順位だけでなく、2人の生活リズムに合うものを選んでください。

ナッシュは豊富なメニューで飽きない
ナッシュは、2人の食の好みが異なる家庭に向いています。
複数のメニューから、それぞれが好きな商品を選択しやすいのが特徴です。
たとえば、一方は肉料理、もう一方は魚料理を選ぶといった使い方ができます。
毎回同じセットが届くサービスに比べて、苦手な料理を避けやすいのがメリットです。
2人利用では、10食プランなら夕食5回分になります。
20食プランなら2人で10回分ですが、冷凍庫の空きが必要になるため、最初は10食程度から始めるのが無難です。
2人分を利用すると容器ごみも2倍になるため、容器の捨てやすさも確認しておきましょう。
ナッシュは、メニューを自分で選びたい2人、洋食や肉料理も楽しみたい2人に使いやすいでしょう。
ワタミの宅食ダイレクトは惣菜が充実
ワタミの宅食ダイレクトは、家庭的なおかずを冷凍庫にストックしたい2人に向いています。
主菜と副菜2品の「いつでも三菜」、主菜と副菜4品の「いつでも五菜」などがあり、必要な品数に合わせて選べます。
2人暮らしでは、同じコースだけを選ぶ必要はありません。
食べる量が少ない人は三菜、品数を重視する人は五菜というように使い分ける方法もあります。
和食寄りのおかずや、ご飯に合わせやすい料理を求めている2人には候補になりやすいでしょう。
ワタミの宅食ダイレクトには定期購入と都度購入があるため、初めてならお試し・都度購入から始めると安心です。
料金や送料、キャンペーン内容は変更される場合があるため、申し込み前に公式サイトで最新情報を確認してください。
宅配弁当Mealsは野菜を取り入れやすい
宅配弁当Mealsは、食事の品目数や冷凍庫への収納しやすさを重視する2人に向いています。
自炊では食材数が少なくなりがちな人にとって、複数のおかずが入った冷凍弁当は食事を組み立てる助けになります。
Mealsの容器は薄型で、厚みのある容器より収納しやすい傾向があります。
ただし、料理の盛り上がりによって、表示されている容器の厚さより場所を取る場合があります。
好き嫌いが多い場合は、注文前にコース内容やメニュー変更のルールを確認してください。
2人分の冷凍庫スペースを抑えたい人、品目数を意識して選びたい人に向いています。
共働き夫婦がランキングを見る視点
宅食ランキングを見るときは、総合順位だけで決めないことが大切です。
共働きの2人にとって重要なのは、料金だけでなく、受け取りやすさ、配送変更のしやすさ、容器の捨てやすさです。
2人暮らしで見るべきポイント
- 受け取り方法:冷凍便は対面受け取りが基本です。2人とも不在が多い場合は、日時変更のしやすさを確認します。
- 注文変更の締切:外食や旅行が決まったとき、次回配送をスキップできるか確認します。
- メニュー選択:2人の好みが違うなら、個別にメニューを選べるサービスが便利です。
- 容器ごみ:2人で週5回利用すると、1週間に10個の容器が出ます。分別方法も確認しておきましょう。
- 冷凍庫容量:届く食数だけでなく、1食分の容器サイズまで比較します。
帰宅時間が同じ2人なら、一緒に食べる前提でサービスを選べます。
帰宅時間が違う2人なら、各自が好きな時間に温められる冷凍弁当の方が使いやすいです。
また、2人とも昼食に持って行くのか、夕食だけに使うのかによっても消費ペースは変わります。
「おすすめ1位だから」ではなく、2人が実際に使う場面を想像して選んでください。
まずはお試しセットで味を確認しよう
どれだけ評判が良い宅食でも、味の好みや適量は人によって異なります。
2人のうち一方だけが気に入っても、もう一方が食べなければ継続は難しくなります。
初回は、できるだけ少ない食数や初回割引を利用し、2人で味や量を確認しましょう。

お試し時に確認するポイント
- 味付けが2人の好みに合っているか
- 主菜と副菜の量が十分か
- ご飯や汁物を足す必要があるか
- 容器が冷凍庫に何食入るか
- 電子レンジの加熱時間や温めムラが気にならないか
- 配送の受け取りが負担にならないか
最初から毎日利用すると、味に飽きたり冷凍庫がいっぱいになったりする可能性があります。
まずは週2回程度から始め、「もっと使いたい」と感じたら食数を増やす方法がおすすめです。
複数のサービスのお試しや初回プランを比べたい場合は、宅食のお試し比較記事も参考にしてください。
宅食2人分に関するよくある質問(FAQ)
宅食を2人分利用すると月額はいくらかかりますか?
送料を含めた実質価格を1人1食700円と仮定すると、2人分では1回約1,400円です。
週2回利用する場合は月約11,200円、週3回なら月約16,800円、平日5回なら月約28,000円が目安になります。
実際の金額は、サービスの料金、注文食数、送料、配送地域、割引によって異なります。
本体価格だけでなく、送料を含めた総額で比較してください。
2人暮らしでは何食セットを選ぶのがおすすめですか?
初めて利用する場合は、6〜10食程度から始めるのがおすすめです。
2人で夕食に利用すると、10食セットは5日分、14食セットは7日分、20食セットは10日分になります。
食数が多いほど送料を1食あたりに分散しやすくなりますが、冷凍庫に入らなければ無駄になってしまいます。
最初は少量で味や量、収納スペースを確認し、無理なく食べ切れると分かってから注文数を増やしましょう。
2人分の宅食が冷凍庫に入らないときはどうすればいいですか?
注文前に冷凍庫の横幅、奥行き、高さを測り、宅食サービスが公開している容器サイズと比較してください。
縦置きできる容器は、本棚のように立てて並べると収納しやすくなります。
配送前に古い冷凍食品や保冷剤を整理しておくことも大切です。
容器の表示寸法より料理や外袋が膨らむ場合があるため、ぴったりではなく余裕を持ってスペースを確保しましょう。
それでも足りない場合は、注文食数を減らすか、小型冷凍庫の購入やレンタルを検討してください。
夫婦で食べる量が違う場合はどう調整すればいいですか?
宅食のおかずを共通にして、ご飯や汁物、副菜の量を変えると調整しやすいです。
よく食べる方はご飯を大盛りにし、味噌汁、納豆、冷奴、卵、冷凍野菜などを追加すると満足感を補えます。
2人とも同じコースを選ぶ必要はありません。
軽めのコースと品数の多いコースを組み合わせたり、それぞれが好きなメニューを選べるサービスを利用したりすると、量と好みの違いに対応しやすくなります。
2人暮らしには冷凍弁当とミールキットのどちらが向いていますか?
調理や洗い物をできるだけ減らしたい場合は、電子レンジで温めるだけの冷凍弁当が向いています。
帰宅時間が違う2人でも、それぞれ好きな時間に食べやすいのがメリットです。
一方、献立作りと買い物は減らしたいものの、出来たての料理を食べたい場合はミールキットが候補になります。
簡単な調理と片付けは必要ですが、2人分の食材が届くため、食材を買い過ぎる負担を減らせます。
「料理そのものを減らしたいのか」「買い物と献立だけ減らしたいのか」で選ぶと分かりやすいです。
宅食を2人分利用して家事を時短する

宅食を2人で利用する目的は、単に料理をしないことではありません。
献立を考える時間、買い物に行く時間、調理する時間、洗い物をする時間を減らし、2人の生活に余裕を作ることです。
すべての夕食を宅食に置き換えなくても、残業が重なる曜日や、帰宅が遅くなる日に限定して使うだけで負担は変わります。
たとえば、週2日は宅食、週3日は自炊、週末は外食や好きな料理を楽しむといった使い方です。
これなら宅食代を抑えながら、忙しい日に無理をせずに済みます。
2人暮らしでは、「どちらが夕食を作るか」という小さな負担が積み重なることがあります。
冷凍庫に宅食があれば、帰宅が早い方が電子レンジで温めるだけで準備でき、担当を細かく決める必要もありません。
宅食は、自炊をやめるためのものではなく、忙しい日に家事を増やさないための選択肢です。
料金を抑えたいなら、まずは週2〜3回から。
2人の好みが違うなら、メニューを個別に選べるサービスから。
冷凍庫が小さいなら、少ない食数や薄型容器の商品から試しましょう。
大切なのは、ランキングで一番のサービスではなく、2人が無理なく使い続けられるサービスを選ぶことです。
まずは少量を注文し、味、量、収納、料金を2人で確認してみてください。
宅食を上手に取り入れることで、夕食の準備に追われる時間を減らし、2人でゆっくり過ごせる時間を増やせるかもしれません。


