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ワタミの宅食メニュー完全ガイド!料金や評判と選び方を徹底解説

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※本記事で紹介した価格、送料、キャンペーン内容、栄養成分などは、執筆時点の情報に基づいています。これらは各社の都合により変更される場合がありますので、最新かつ正確な情報は必ず各公式サイトにてご確認ください。

毎日の食事の献立を考えるのって、本当に大変ですよね。「ワタミの宅食メニュー」について調べているあなたは、きっと「今日の夕飯どうしよう」という日々の悩みから解放されたい、あるいは離れて暮らす高齢の親御さんの食事が心配で「ちゃんと栄養のあるものを食べてほしい」と考えているのではないでしょうか。

もしかすると、ご自身の健康診断の結果を受けて「塩分やカロリーをコントロールしたいけれど、自炊では難しい」と悩んでいるのかもしれません。

実は、一言で「ワタミの宅食」と言っても、毎日決まった時間にスタッフさんが手渡しで届けてくれる冷蔵のお弁当と、好きな時にまとめて受け取れる冷凍の宅配惣菜(ダイレクト)という、全く異なる2つのサービスがあるんです。

これを知らずに注文してしまうと、「思っていたのと違う」というミスマッチが起きてしまうことも。さらに、メニューの中身も「ガッツリ食べたい現役世代向け」から「嚙む力が弱くなった方向けのやわらか食」まで、驚くほど細かく分かれています。

この記事では、宅食サービスを愛用し、徹底的に調べ上げている私が、ワタミの宅食のメニューの違いや料金体系、そして気になる「ひどい」という評判の真相まで、どこよりも詳しく解説します。

ダイエット目的での活用法や、複雑な解約ルールについてもしっかりカバーしていますので、ぜひ最後まで読んで、あなたのライフスタイルにぴったりのコースを見つけてくださいね。

記事のポイント

  • 冷蔵と冷凍のメニューの違いや特徴を徹底比較
  • 高齢者やダイエット目的に合うコースの具体的な選び方
  • 「ひどい」という評判の裏にある真相と利用時の注意点
  • 料金体系や送料を含めたコストパフォーマンスの検証

ワタミの宅食メニューの種類と特徴

「ワタミの宅食」と聞いて、どんなイメージを持ちますか?「お年寄り向けのお弁当」というイメージが強いかもしれませんが、実は最近のラインナップはものすごく進化しているんです。

ここでは、冷蔵と冷凍という大きく異なる2つのサービス形態を軸に、それぞれのメニューがどのような人に向いているのか、具体的な特徴を深掘りしていきましょう。ここを理解することが、失敗しない宅食選びの第一歩ですよ。

冷蔵と冷凍の違いや選び方のポイント

まず最初に、絶対に押さえておきたいのが「ワタミの宅食(冷蔵)」「ワタミの宅食ダイレクト(冷凍)」の決定的な違いです。これらは、単に温度帯が違うだけでなく、配送システムから送料、ターゲット層まで全く異なるサービスだと考えた方が良いでしょう。

まず、主力である冷蔵タイプ(ワタミの宅食)について。最大の特徴は、「まごころスタッフ」と呼ばれる担当者が、基本的に毎日同じ時間帯に自宅まで届けてくれる点です。これの何が良いかと言うと、ズバリ「見守り機能」なんですよね。

遠方に住む親御さんが、毎日ちゃんと玄関まで出てきてお弁当を受け取っているか。もし応答がなければ、緊急連絡先に連絡をくれる場合もあります。

この安心感は、宅配便でポイっと荷物が届く冷凍サービスにはない、冷蔵ならではの価値です。ただし、賞味期限は基本的に当日中(一部翌日午後まで)なので、「今日届いたものは今日食べる」というリズムが必要です。

一方、冷凍タイプ(ワタミの宅食ダイレクト)は、ヤマト運輸などの一般の宅配便でまとめて届きます。「7食セット」や「10食セット」などが段ボールに入って届くので、受け取りは一度で済みます。

こちらのメリットは、何と言っても「自由度の高さ」です。「今日は急な飲み会が入ったから家で食べない」「体調が悪いから買い物に行けない」といった時に、冷凍庫にストックがあれば電子レンジでチンするだけ。

賞味期限も数ヶ月と長いので、自分のペースで消費できます。忙しい共働き世帯や、不規則な生活をしている方には、圧倒的にこちらが便利ですね。

比較項目ワタミの宅食(冷蔵)ワタミの宅食ダイレクト(冷凍)
配送方法まごころスタッフが手渡し(原則毎日)クール宅配便でまとめて配送
主な用途毎日の食事習慣・安否確認(見守り)ストック用・時短・非常食
賞味期限当日中〜翌日午後3時まで冷凍で数ヶ月〜1年程度
送料無料(商品価格に含まれる)有料(本州800円〜/お試しは無料あり)
不在時対応鍵付き保冷ボックスで留め置き可不在票対応(宅配ボックス不可の場合あり)

選び方のポイントとしては、「毎日決まったリズムで食事を摂りたい(摂ってほしい)なら冷蔵」「自分の都合に合わせて食べたい、またはストックしておきたいなら冷凍」という基準で選ぶのが正解です。

私自身は、普段は自炊派ですが、忙しい時期だけ冷凍の「ダイレクト」をストックしておき、実家の母には見守りを兼ねて冷蔵の「まごころ」を送る、というふうに使い分けています。

高齢者に最適なまごころシリーズ

冷蔵の「ワタミの宅食」で展開されている「まごころ」シリーズは、長年日本の高齢者の食卓を支えてきた実績があるだけに、そのバリエーションは驚くほど豊富です。

「高齢者向け」とひとくくりにするのではなく、食べる方の食欲や噛む力、そして生活スタイルに合わせて最適なコースを選ぶことが重要です。

まず、最も標準的で一番人気なのが「まごころおかず」です。これはご飯が付かないお惣菜だけのセットですが、主菜1品に加えて副菜が4品も付いてきます。

合計5種類のお惣菜が入っているので、自分でこれだけの種類を作ろうと思ったら材料費も手間も大変なことになりますよね。1食あたり約400kcal(基準)で、12品目以上の食材が使われているため、栄養バランスを重視するアクティブシニアの方にぴったりです。

次に、食が細くなってきた後期高齢の方におすすめなのが「まごころ手鞠(てまり)」です。その名の通り、手毬のような可愛らしい丸い容器に入っていて、見た目の華やかさが食欲をそそります。

量は控えめで、カロリーは約250kcal(基準)。「量が多いと残してしまうのが申し訳ない」と感じてしまう真面目な高齢者の方にとって、完食できるこのサイズ感は精神的な満足感にも繋がるんです。

逆に、「まだまだ現役でしっかり食べたい!」という方や、働き盛りの男性には「まごころダブル」があります。これは主菜が2品(例:ハンバーグと白身魚のフライなど)入っており、カロリーも500kcal以上とボリューム満点。

「高齢者向け弁当=味が薄くて量が少ない」というイメージを覆す、食べ応えのあるコースです。

各コースの選び方まとめ

「まごころおかず」:迷ったらこれ。バランス重視のスタンダードモデル。

「まごころ手鞠」:少食の方、軽いお昼ご飯に。視覚的にも楽しい。

「まごころ御膳」:ご飯付き。炊飯の手間も省きたい完全お任せ派に。

「まごころ小箱」:ご飯付きだけど少なめ。軽食や女性向け。

「好い日の御膳」:インフレ対策の低価格ライン。コスパ重視の方に。

最近注目なのが、物価高騰に対応して登場した「好い日の御膳(よいひのごぜん)」です。これは業界最安値クラスを目指したコースで、少しメニューの選択肢に制限(金曜日の特別メニュー変更不可など)はありますが、その分価格が抑えられています。

年金暮らしで食費を節約したいけれど、栄養バランスは崩したくないという方にとって、非常にありがたい選択肢となっています。

ダイレクトの冷凍惣菜と介護食

冷凍サービスの「ワタミの宅食ダイレクト」は、冷蔵サービスに比べてより「機能性」に特化したメニュー構成になっています。単なる便利なおかずセットという枠を超えて、特定の悩みを持つ人に刺さるラインナップが魅力です。

一般家庭向けとして人気なのが「いつでも三菜」「いつでも五菜」です。「三菜」はその名の通り主菜1品+副菜2品のセットで、約250kcal。朝食や軽めのランチ、あるいは「ご飯と味噌汁は自分で用意するから、おかずだけ欲しい」という時に丁度いいサイズ感です。

一方、「五菜」は主菜1品+副菜4品の豪華版で、約350kcal。こちらは夕食のメインとして十分通用するボリュームがあります。

冷凍食品というと「揚げ物ばかり」というイメージがあるかもしれませんが、ワタミの冷凍惣菜は煮物や和え物が充実していて、解凍しても野菜の食感がしっかり残っているのが凄いところです。

そして、私が特筆したいのが「介護食」のクオリティです。「ワタミの宅食ダイレクト」では、噛む力や飲み込む力が弱くなった方向けに「やわらかおかず」「ムース食」を用意しています。

「やわらかおかず」は、見た目は普通の食事と変わらないのに、口に入れると舌で押しつぶせるほどの柔らかさに調理されています。

例えば「サバの味噌煮」などは、骨が完全に取り除かれているのはもちろん、身がふっくらとしていてパサつきがありません。自宅で魚をここまで柔らかく煮るのは至難の業ですよね。

さらに進行した方向けの「ムース食」は、一度調理した食材をムース状にしてから、元の食材の形に成形し直しているんです。これ、「何を食べているか目で見て分かる」というのが、食べる楽しみを維持するために非常に重要なんです。

ただのペースト状の食事だと食欲が湧かないことも多いですが、ワタミのムース食は「筑前煮」や「回鍋肉」といったメニューも見た目で楽しめます。

介護をするご家族へ

介護食作りは、食材を細かく刻んだり、トロミをつけたりと、毎食の負担が非常に大きいです。週に数回でもワタミの冷凍介護食を利用することで、調理の手間から解放され、心に余裕を持って介護に向き合えるようになりますよ。

料金や送料とお得なお試しセット

毎日利用するものだからこそ、最も気になるのが「料金」ですよね。ここでは、意外と見落としがちな「送料」のマジックと、賢く利用するためのお試し情報について詳しく解説します。

まず、冷蔵の「ワタミの宅食」の最強のメリットをお伝えします。それは「送料無料」であることです。公式サイトの価格表を見ると、例えば「まごころ手鞠」は1食あたり490円〜、「まごころおかず」は616円〜(週5日コースの場合)となっていますが、この価格には配送料が既に含まれています。

スタッフさんが毎日家まで来てくれる人件費やガソリン代を考えると、これは驚異的なコストパフォーマンスです。

他社の冷凍弁当サービスと比較してみましょう。例えば、人気の「ナッシュ」や「三ツ星ファーム」などは、お弁当代自体は500円〜600円台でも、そこに毎回クール便の送料(900円〜1,000円以上)が加算されます。

もし毎日1食ずつ食べるとして月に30食注文した場合、他社だと送料だけで数千円の出費になりますが、ワタミ(冷蔵)なら0円です。長く続ければ続けるほど、この差は家計に大きく響いてきます。

一方で、冷凍の「ワタミの宅食ダイレクト」は、通常の宅配便を利用するため送料がかかります。本州・四国・九州は800円、北海道は1,100円、沖縄に至っては2,200円(税込)です。沖縄在住の方は送料が高額になるため、コストメリットが出にくいのが正直なところです。

しかし、冷凍サービスには強力な武器があります。それが「お試し割」です。

【冷凍】ワタミの宅食ダイレクトのお試し特典

初めての方限定で、「1食あたり390円〜」で試せる10食セットや、「送料無料」になるお試しセットが用意されています。まずはこのお試しセットを利用して、味や冷凍庫のスペースを確認するのが鉄則です。

冷蔵サービスの方も、不定期ですが「初回限定キャンペーン」を実施していることがあります。「2週間頼むと実質2食分無料」といった内容が多いので、申し込み前には必ず公式サイトのトップページやキャンペーン情報をチェックすることをお忘れなく。

カロリーや塩分など栄養面の詳細

ワタミの宅食を選ぶ理由として、「健康管理」を挙げる方は非常に多いです。特に高血圧や糖尿病などの生活習慣病予備軍の方にとって、毎日の食事の「塩分」と「カロリー」は死活問題ですよね。

ワタミのメニューは、管理栄養士が献立を設計しており、その数値管理はかなり徹底されています。

多くのコース(まごころ手鞠、ワタミdeおいしい健康、いつでも三菜など)において、1食あたりの塩分相当量は2.0g以下に設定されています。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」では、男性7.5g未満、女性6.5g未満が1日の目標量とされていますが、高血圧の方は6.0g未満が推奨されています(出典:ワタミ株式会社公式サイト等の基準に基づく)。1食2.0g以下なら、1日3食食べても6.0gに収まる計算になります。

ここで一つの疑問が浮かびます。「塩分2.0g以下の食事って、味が薄くて美味しくないんじゃないの?」と。確かに、ただ塩を減らしただけでは味気ない食事になってしまいます。

そこでワタミが導入しているのが「ワタミのかさねだし」という独自技術です。カツオ節、昆布、しいたけなどから抽出した出汁を何層にも重ねることで、塩分に頼らずに「旨味」で満足感を出す工夫がされています。

実際に食べてみると分かりますが、「しょっぱい」とは感じないものの、「出汁の味がしっかりする」ので、物足りなさは驚くほど少ないです。

さらに専門的なケアが必要な方のために、ヘルスケアアプリ「おいしい健康」と共同開発した「ワタミdeおいしい健康」というコースもあります。

これは糖尿病の食事療法を想定しており、ご飯1杯(150g)と合わせても「550kcal ±50kcal」「塩分2.0g以下」になるよう緻密に計算されています。しかも、厚生労働省が推奨する野菜摂取量の目安もしっかりカバーしています。

メニュー表に記載されているカロリーや塩分は、あくまで献立作成時の計算値(目安)です。食材の個体差などにより多少前後することがあるため、厳密な数値管理が必要な腎臓病などの場合は、必ずかかりつけの医師に相談の上で利用してください。

ワタミの宅食メニューの評判と注意点

ここまでメニューの魅力をお伝えしてきましたが、実際に利用を検討する段階になると、どうしても気になってしまうのがネット上の「悪い口コミ」ですよね。

検索窓に「ワタミ 宅食」と入れると、「ひどい」「評判 悪い」なんてサジェストが出てきて不安になった方もいるはずです。でも、安心してください。私がリサーチした限り、それらの悪い評判には明確な「理由」と「パターン」があります。

ここでは、ネガティブな口コミの真相を解明し、トラブルを回避するための具体的な対策をお伝えします。これを知っておけば、安心してサービスを始められますよ。

味がひどいという悪い口コミの真相

まず、「味がひどい」「まずい」という口コミについて。詳しく内容を見ていくと、実は味そのものへの批判よりも、「ボリューム不足」「メニュー選びのミスマッチ」に起因する不満が多いことが分かります。

例えば、30代〜40代の働き盛りの男性が、カロリー控えめの高齢者向けコースである「まごころ手鞠」を注文してしまったケース。「量が少なすぎて全然足りない!食べた気がしない!」と怒りのレビューを書いていることがありますが、これは正直、選び方のミスです。

ガッツリ食べたい方が選ぶべきは「まごころダブル」や、冷凍の「いつでも五菜」です。ターゲット層と自分のニーズが合っていない商品を頼んでしまうと、どうしても満足度は下がってしまいます。

また、「配送スタッフの対応」に関する不満も、「ひどい」と言われる要因の一つです。冷蔵サービスの場合、配達を担当するのは近隣に住むパートタイムの「まごころスタッフ」さんたちです。

多くの方は親切で丁寧ですが、中には無愛想な方や、指定した置き配の場所を間違える方が稀にいます。これはフランチャイズや地域密着型サービスの宿命でもあり、担当者の当たり外れがどうしても発生してしまいます。

肝心の「味」については、むしろポジティブな意見の方が多いのが現状です。「冷凍弁当特有のベチャッとした感じがない」「野菜のシャキシャキ感が残っている」「味付けが優しくて毎日食べても飽きない」といった高評価が多数見られます。

特に煮物や魚料理に関しては、家庭で作るよりも美味しいと評判です。結局のところ、味の好みは人それぞれですが、「客観的に見て品質が低い」ということは決してありません。

ダイエット利用者の評判や感想

意外かもしれませんが、最近は若い世代を中心に、ダイエット目的でワタミを利用する人が急増しています。SNSなどを見ても、「ワタミダイエット」なんて言葉を見かけるほどです。なぜこれほど人気なのでしょうか。

最大の理由は、「強制的なカロリーコントロール」ができるからです。自炊をしていると、ついつい作りすぎてしまったり、「あとちょっとだけ」とおかわりをしてしまったりしますよね。

でも、ワタミのお弁当なら、1食分が完全にパッケージングされています。「これ以上はない」という物理的な制限があるため、意志が弱い人でも食べ過ぎを防げるんです。

例えば、「まごころ御膳」ならご飯付きで約500kcal。これを夕食に置き換えるだけで、一般的な夕食(800kcal〜1,000kcal)に比べて大幅なカロリーカットになります。

しかも、糖質制限ダイエットのように「ご飯を全く食べない」という極端な方法ではなく、PFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物)が整った食事なので、健康的かつリバウンドしにくいダイエットが可能です。

利用者からは、「献立を考えるストレスから解放された」「コンビニ弁当やお菓子を買わなくなったので、結果的に食費も浮いた」「肌の調子が良くなった」といった嬉しい声が多く寄せられています。

おすすめの活用法

いきなり3食すべてを置き換えるのはハードルが高いです。まずは一番カロリーを摂りすぎてしまいがちな「夕食」だけをワタミの「まごころ御膳」や「まごころおかず」に置き換えてみてください。無理なく続けられるはずです。

もし、より厳格な糖質制限を行いたい場合は、低糖質メニューに特化した「ナッシュ(nosh)」と比較してみるのも良いでしょう。こちらの比較記事で詳しく解説していますので、気になる方はチェックしてみてください。

宅食ナッシュの口コミは悪い?まずい評判の真実と失敗しないコツ
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オートロックや置き配への対応状況

マンションにお住まいの方にとって、最大の障壁となるのが「オートロック問題」です。冷蔵のワタミの宅食は、基本的に毎日配達されます。共働きなどで日中不在にする場合、どうやって受け取ればいいのでしょうか。

まず、ワタミの宅食では、不在時用に「鍵付きの保冷ボックス」を無料で貸し出してくれます。このボックスに強力な保冷剤と一緒にお弁当を入れて、玄関先に置いてくれる「留め置き(置き配)」サービスが基本です。

これにより、対面で受け取れなくても、夜まで鮮度を保ったまま保管できます。しかし、オートロックのマンションの場合、そもそも配送スタッフさんがエントランスを通過して玄関前まで来ることができません。ここが一番の悩みどころです。

パターン対応策難易度
宅配ボックスがある宅配ボックスへの納品を依頼する(※空きがないと不可)
管理人が常駐管理人さんに解錠してもらい、玄関前まで来てもらう(要交渉)
共有部に入れるエントランス付近や集合ポスト付近にボックスを置く(要許可)中〜高
解錠不可利用不可、または職場など別の場所で受け取る

実際には、申し込み後の確認電話の際に、担当の営業所と相談することになります。「うちはオートロックだから無理かな…」と諦める前に、まずは問い合わせてみることをおすすめします。

地域によっては、管理組合と提携していてスムーズに入館できるケースもあります。どうしても難しい場合は、宅配便で届く「冷凍(ダイレクト)」を利用し、時間指定で受け取るのが確実な解決策です。

解約できないトラブルの回避方法

「解約したいのに解約できない!」「勝手に来週分も届いた!」というトラブルも、口コミでたまに見かけます。これは、ワタミのシステムが少し独特であることが原因です。トラブルを避けるために、正しい解約ルールを知っておきましょう。

最大の落とし穴は、「ネット会員の退会」と「定期注文の解約」が連動していないことです。Amazonなどの感覚で、「マイページから会員情報を削除(退会)すれば、注文も止まるだろう」と思いがちですが、ワタミの場合、定期注文の契約は別途生き続けてしまうことがあります。

また、冷蔵サービスには厳格な「注文締め切り日」があります。基本的には「お届け開始日の前週の水曜日」が締め切りとなっていることが多いです。

例えば、来週から配達を止めたい場合、今週の水曜日までに連絡をしないと、来週分は自動的に確定してしまい、キャンセルできずに料金が発生してしまいます。「明日から止めたい」という急な要望は通らないことがほとんどなので注意が必要です。

解約方法はコースによって異なります。

冷蔵(まごころ):担当のまごころスタッフに直接伝えるか、管轄の営業所に電話をするのが確実です。マイページから変更できる場合もありますが、タイミングによっては電話が必要です。

冷凍(ダイレクト):マイページから定期購入の停止手続きが可能です。次回お届け予定日の6日前までに行う必要があります。

トラブルを防ぐため、解約や休止をする際は、必ず「いつの分から止まるのか」を電話口や画面上でしっかり確認してください。また、ネット会員を退会する前に、必ず定期注文が「停止」または「解約」ステータスになっていることを確認しましょう。

最適なワタミの宅食メニューの選び方

ここまで、ワタミの宅食メニューについて、種類、料金、評判、注意点と詳しく見てきました。情報量が多かったので、最後に「結局、自分はどれを選べばいいの?」という疑問にズバリお答えしてまとめたいと思います。

以下のフローチャートを参考に、あなたに最適なコースを選んでみてください。

  • Q1. 毎日決まった時間に届けてほしいですか?(見守りが必要ですか?)
    • YES(見守り重視)冷蔵の「まごころ」シリーズ
      • しっかり食べたい・バランス重視 → 「まごころおかず」
      • 食が細い・少量でいい → 「まごころ手鞠」
      • ご飯を炊くのが面倒 → 「まごころ御膳」
      • とにかく安く済ませたい → 「好い日の御膳」
    • NO(利便性重視)冷凍の「ダイレクト」シリーズへ(Q2へ)
  • Q2. 食べる方の噛む力・飲み込む力に不安はありますか?
    • YES(介護食が必要)「やわらかおかず」または「ムース食」
    • NO(一般食でOK) → Q3へ
  • Q3. どのような用途で使いますか?
    • 朝食や軽めのランチ・ストック用 → 「いつでも三菜」
    • しっかりした夕食・おかずのバラエティ重視 → 「いつでも五菜」

ワタミの宅食は、単にお弁当を届けるだけのサービスではありません。高齢者の孤独を防ぐ見守り役であり、忙しい現役世代の時間を生み出すツールであり、介護をする家族の負担を減らす救世主でもあります。

もし迷っているなら、まずは割安な「お試しセット」(冷凍)や、不定期開催のキャンペーン(冷蔵)を利用して、実際の味や使い勝手を体験してみるのが一番の近道です。食事の準備という毎日の悩みから解放され、心も体も健康な生活を手に入れてくださいね。

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